時が過ぎて、10月
また元通りになるんだ
わたしの焦燥は少し遅すぎて
青春が一瞬で通りすぎていき
コマ送りにしてもいいけどそれも苦い
置きっ放しにしてた紅茶をすすって
大人になってあの人を待ってみたところで
どうでもいい人ばかりがわたしの目の前を通りすぎて行った
バンドマン、フリーター、SE、何をしてるのかわからない同級生
傘を持って改札前にいたけど、あなたはとうとう現れなかった
昔聴いていた音楽をひっぱりだして聞いたけど
Apple musicから流れるそれはなんだか違くて
まるでわたしは高校生であるのに
昨日撮ったSNOWではなにもかも遅すぎる
あなたがどんなにきれいなことを言ったって
わたしには荒唐無稽なおとぎ話なんだ
異国の言葉を学んでも
わたし、ちっとも人間のことがわからない
待ち合わせは金時計で
待ち合わせはモヤイ像で
待ち合わせはいけふくろうで
金木犀の匂いの香水を、今年も買えそうにない
わたし、やっぱりずっと幸せを待ってる
詩を書いた。とても久しぶりに。
過去に弱い。
なのでけっこう前からずっとおんなじことを言っている。言ってしまう。
全てに対してのモチベーションが、上がったり下がったりのスパンが短過ぎてびっくりしちゃう。
明日のバイトも、きっと暇すぎて、やだなあ。
明後日のことも、とてもやだ。
というか、今週のことは全部やだし、それ以降もやだし、ていうかどうしたいのかわかんなくなっちゃって、また病気になるんじゃないかとも思うけど、元気にごはんを食べて生きてられてる。
もう病弱になることもできない。
社会に溶けることは簡単かもしれない。端っこでいいのなら。