4/30 4月も終わりで焦る

 みんなわたしよりも、わたし以外の人のことが好きだよね。

 わたしのことをいちばんにしてほしいだなんて、すごくわがままだし、自分からいうことじゃないし、自分からいうのなんて、「自分のことがいちばんじゃないのだろう」というときにしかいわないだろうし、だとしたら完全に無理スタートからなわけだから、わたしがおまえをいちばんにできないこともわかってほしい。
と、いうことは小学六年生のときに経験したのだが、たまに自分もそう思ってしまうときがあって申し訳ない。まあわたしは思うだけで止まれているけど。大人なので…
 
だいたい、わたしをいちばんにしてほしいけど、わたしはおまえらのことはいちばんじゃないよね。だいたい、おまえら、という複数形なわけだもの。
当方、恋人がいないまま6年程の月日が経とうとしている喪女である。恋愛の胸の痛みなど遠い昔の記憶で、最近はもはやその無意味な切なさと苦しさが懐かしい。
そういった胸の痛みは、とても気持ちよくて、わたしにとってそれは笑いと同レベルの優先されるエンタメなのだと気づいた。
友達に自分以外の仲のいい友達がいると思うと、なぜ少しショックを受けてしまうのだろう。
というか、こんなこと、わりと最近までなかった。
としをとったということだろうか。
友達、なくしたくないな。
そして恋人ができたら、わたしの人生はまた苦しく楽しくなるんだろうか。
ただ今は、仕事のことで手一杯である。人生二足のわらじは履けない。
わらじとジャケットならコンビネイトできるけど、何がわらじで何がジャケットなのかは、その人次第だけど。